ケーススタディ

半天球カメラとAIによる人検知で
フォークリフトを自動で減速・発進抑制し衝突事故防止をサポートお客様の課題
ソフト対策だけでフォークリフトと周辺作業者との接触事故ゼロは難しい
オペレーターへの注意や教育、歩車分離の作業などは施していても、ソフト対策だけでは限界があり、ふとしたときに事故が発生してしまいます。そこでフォークリフト自体へのハード対策が必要と考えましたが、周辺へフォークリフトの接近を報せたり、フォークリフト作業者が周囲の状況を確認できるだけではハード対策とは言えず、車両自身が自動的に減速・発進を抑制できる仕組みを構築する必要がありました。

ソリューション
解決のポイント
- 3社協力によるテストを重ねて、システムの人検知精度を向上
- 電気自動車の技術からヒントを得て、人を検知したら自動減速する制御を開発
- 技術担当者同席のもとクイックレスポンスでしっかり議論
3社協力によるテストを重ねて、システムの人検知精度を向上
OmniEye®はレグラス社が開発したAI人検知システムです。マストとヘッドガードに取り付けた半天球カメラがフォークリフトの周囲360度を監視し、フォークリフトの進行方向に人を検知すると光と音で警告します。さらなるシステムの人検知の精度を高めて事故防止に繋げるため、導入いただいたお客さまとレグラス社、三菱ロジスネクスト の3社協力のもと、現場オペレーターによる実験機を用いたトライアルを重ねてAI学習を行い、より高い検知精度を実現いたしました。

電気自動車の技術からヒントを得て、人を検知したら自動的に減速する制御を開発
ただ検知するだけでは事故を未然に防ぐことには繋がりにくいため、電気自動車の技術を参考に、人を検知した際に自動的にフォークリフトが減速する機能を新たに開発しました。その際、急停止すると荷崩れを起こす危険性があるため、バッテリーフォークリフトの回生ブレーキ制御により制動が作動する仕組みを開発。検知・制動は2段階で制御できるよう範囲設定することで、工場内の制限速度下でも確実に制動できるようになりました。また、近距離では発進を抑制することで急発進による衝突事故防止をサポートしています。
技術担当者同席のもとクイックレスポンスでしっかり議論
三菱ロジスネクストでは、お客さまにデモ・実証実験や評価にご協力いただき、さまざまな現場課題に寄り添った解決策を提供する「LogiSプログラム」を行っています。今回のOmniEye®+回生ブレーキ制御の開発にあたってはお客さまから多数のご意見・ご要望をいただきましたが、現場にご協力いただきトライアルを実施しながら、当社の技術担当者が同席のもとダイレクトな議論を重ねることで、クイックレスポンスで解決策を導き出すことができました。

期待される成果
- OmniEye®+回生ブレーキ制御により、高精度で周辺作業者を検知しフォークリフトを減速・発進抑制。
急発進も抑制し、フォークリフトと周辺作業者との衝突事故防止をサポート - オペレーターが安心作業をさらに心掛けるようになり、安全意識が向上
この課題を解決したソリューション
OmniEye®は株式会社レグラスの商標登録です