ケーススタディ

冷凍倉庫での働き方改革と安定した24時間稼働を成功に導いた鍵とは
Case4 業界:食料品製造業(飲料・低温物流)

冷凍倉庫での働き方改革と安定した
24時間稼働を成功に導いた鍵とは

お客様の課題

冷凍倉庫内での作業や
夜間作業の負荷の軽減したい

働き方改革を推進していく中で、過酷な環境下や夜間作業による作業員の負荷の増加といった問題が顕在化。中でも冷凍倉庫内における有人フォークリフト作業は、作業員の健康上の問題から長時間の連続作業が困難です。
安定した24時間稼働を実現するためにも、庫内業務の自動化ニーズの高まりは必然でした。しかし、床面工事を必要とする従来の磁気誘導方式ではダウンタイムが発生するため、導入は慎重にならざるを得ませんでした。

冷凍倉庫内での作業や夜間作業の負荷を軽減したい
慢性的な人材不足と不安定な
労働生産性を改善したい

有人フォークリフト作業は難易度が高く、安定した業務稼働は熟練者のキャリアに頼る部分が大きいことも事実です。また、フォークリフトの運転技術習得には時間やコストがかかるため、急速に高まる貨物輸送の需要に対して、作業員が大幅に不足する傾向にあります。
自動化への取り組みは慢性的な人材不足解消の糸口となる一方、有人と同水準の収納効率を維持できるかが大きな関心事でした。

導入に関する懸念と自動化に伴う運用面への不安

初めて自動化設備の導入を検討する場合、「自社倉庫のレイアウトや既存導線への影響は発生するか」「工程間のスムーズな連携は可能か」「付帯作業が増えてしまい、かえって業務効率が下がらないか」などの懸念が付きまといます。
また、ロボット本体やシステムの専門技術を持った人材が社内にいるわけではありません。そのため、突発的な不具合や故障、日々のメンテナンスといった運用面での不安もありました。

ソリューション

解決のポイント
  • 稼働を止めずに既存倉庫を自動化し
    作業員の負荷を軽減
  • 安全性を確保しながら有人と同等の
    高い収納効率を実現
  • ワンストップサポートにより
    初めての自動化に伴うリスクを最小化
稼働を止めずに既存倉庫を自動化し
作業員の負荷を軽減

1971年に世界初の無人フォークリフト(AGF)を開発して以来、AGFのパイオニアとして常に最先端のテクノロジーをもって無人化ニーズに応えてきた三菱ロジスネクスト。冷凍冷蔵倉庫型レーザー誘導方式無人フォークリフト「PLATTER Auto(プラッターオート)」は、豊富な実績と長年培ってきた技術力を結集させた新しいソリューションです。
レーザー誘導方式を採用したPLATTER Autoは、磁気誘導方式のような床面工事を必要としないため、稼働を止めずに既存倉庫の自動化を実現し、作業員を過酷な寒冷作業環境、夜間作業から解放。狭い庫内での作業事故の減少のみならず、より付加価値の高い業務を任せるなど、人材の有効活用にも寄与しています。

安全性を確保しながら有人と同等の
高い収納効率を実現

PLATTER Autoには、独自の複数台稼働管理システム「Route Optimizer(ルートオプティマイザー)」が搭載されています。運行管理端末に稼働指示を登録しておくことで、それぞれのAGFが自動的に最適ルートを選択。限られた空間を最大限に活かし、AGFの複数台同時稼働を実現します。これにより、作業員の技術レベルに左右されることなく、有人フォークリフトと同等の収納効率が維持できます。
また、三菱ロジスネクストが有するAGFの高い技術力と豊富な実績に裏付けられた安全性によって、ストレスフリーで最適な現場運用に貢献しています。

安全性を確保しながら有人と同等の高い収納効率を実現
ワンストップサポートにより
初めての自動化に伴うリスクを最小化

自動化が本格的な効果を発揮するためには、現場に最適なプログラムや設計など、さまざまな工程を経なければなりません。導入後の運用においてはメンテナンスの必要性も出てきます。
国内トップクラスのAGF導入実績を誇る三菱ロジスネクストでは、豊富な経験と総合物流機器メーカーの強みに基づき、お客様のお困りごと1つ1つに寄り添った無人化ソリューションをご提案。導入検討の際には、専門家による入念な運用シミュレーションを実施し、初めての自動化に伴う不安の解消に寄与しています。

期待される成果

  • 単純搬送作業の自動化による省力化を実現し、
    人材の有効活用が図れます。
  • フォークリフト作業員の育成にかかる時間や
    コストが軽減できます。
  • 初めての自動化で専門知識がなくても、
    安心かつスムーズに導入・運用できます。