ケーススタディ
屋外搬送が伴う物流現場で
サイクルタイム短縮と管理コスト低減に貢献
お客様の課題
過酷な環境下でも屋外搬送時のサイクルタイムを短縮したい
精密部品や重量物を取り扱う自動車部品工場では、屋外の悪路走行による搬送中の破損事故、それに伴う不良発生率が課題となります。雨や雪などの悪天候時は特に、路面や作業環境の悪化から、振動が発生し品質に影響しやすくなります。また、同時にオペレータの疲労やストレスに繋がることで事故や作業効率悪化につながる恐れがあり、負荷を軽減しつつもサイクルタイムを短縮する搬送業務が求められています。
フォークリフトの稼働率向上および車両保守を徹底してコスト削減をしたい
その他にも、現場では複数メーカーのフォークリフトが混在しているため、管理が煩雑になっています。連日どこかの工程で車両が不足する、稼働率の低い車両が存在するなど、煩雑な車両管理／運用管理となっており、管理リソース、維持コストが発生しています。また、急な故障など車両トラブルの心配は尽きません。こうした工場全体における車両の稼働状況を効率よく管理をしたいところですが、改善策が見出せずにいます。
ソリューション
解決のポイント
- 屋外搬送時の作業性向上とオペレータの負荷軽減を両立
- 管理サービスの導入で物流環境における運用の最適化とコスト削減を実現
屋外搬送時の作業性向上とオペレータの負荷軽減を両立
国産エンジンフォークリフトを世に提供して70年以上の実績と、現場で培った三菱ロジスネクストの知識と技術を投入した新型フォークリフト「ERSIS（エルシス）」。乗用車で培ったエンジン技術を産業車両に活用・最適化しました。
高いレスポンスとトルクを実現し、経済性を考慮した自社グループ製エンジンを搭載することで屋外作業時でも故障リスクを低減します。バッテリー車にはない耐久性と安定したパフォーマンスでタクトタイム短縮に貢献することが可能です。
高性能オプション「グッドランニングシステム」を搭載することで、振動や衝撃を低減できます。搬送物を事故から守ると同時に、オペレータの負荷も軽減することで快適性向上を実現します。
管理サービスの導入で物流現場における運用の最適化とコスト削減を実現
フォークリフトの管理のために作られた、物流現場全体の合理化を図るフリートマネジメントサービス（FMS）。車両の管理だけでなく最適な車両配置や稼働率の向上に向けた提案が可能です。車両運用を見直すことによる効果的な物流コスト削減を実現します。
期待される成果
- 屋外搬送において、作業性に優れた「ERSIS」を導入することでサイクルタイム短縮を実現
- フォークリフトの使用状況の調査・分析から、最適な運用方法を策定でき、搬送コスト・リソースの削減につなげることが可能
