無人ラックフォークシステムの導入で、BCPを見据えたシンプルなシステムを実現!

磁気誘導方式AGF 物流倉庫併設のポンプ製造工場

無人ラックフォークシステムの導入で、BCPを見据えた
シンプルなシステムを実現!

お客様について

株式会社川本製作所 土岐工場さま
所在地:岐阜県土岐市土岐ヶ丘4-6-2

大正8年創業、業界大手の汎用ポンプメーカー、川本製作所(本社:愛知県名古屋市)が、岐阜県土岐市内の工業団地に2016年2月に竣工した土岐工場。これまで、日本国内では、岡崎工場一拠点のみで生産を行っていたが、さらなる生産拡大と物流の効率化、震災などが発生した場合のBCP(事業継続計画)として、物流倉庫を併設する本工場を整備。メンテナンスパーツの24時間出荷体制の実現など本格稼働に向けて着々と準備を進めている。

株式会社川本製作所 土岐工場さま
株式会社川本製作所 土岐工場さま

お客様からの声

今回、無人ラックフォークシステムの導入を担当された本澤課長に、その経緯と効果についてお話をお伺いしました。

満足度100%!さまざまな要望をクリア

岡崎工場の自動倉庫が古くなってメンテ費用がかさんだことに加え、もし震災等が発生した場合、生産の早期復旧が困難になると想定して、5年前に自動倉庫を減築し、ニチユ三菱さんの無人ラックフォークシステムを導入しました。仕組みがシンプルでほとんど手が掛からず、省力化が図れたということで、今回の土岐工場にもすんなり導入が決まりました。

土岐工場では収容数を最優先していますので、その荷量に対応するため2台の無人ラックフォークが動いていますが、その分、動きが複雑になりました。通路が狭いので2台が交差した時、どちらを優先するのか、その指令をどうするのかなどの要望を出しながら、ニチユ三菱さんとさまざまな協議をさせていただきました。また、ハード面でもいろいろと要望を出しました。結果、無人ラックフォークに積み荷をしたまま自動でQRコードを読み取れるようにしていただいたり、ヒールターン時のキュッキュッという異音を避けるために軌道レイアウトを工夫していただきました。どれくらいの作業時間になるかを何度もシミュレーションソフトで検証していただいたため、非常に満足のいく対応でした。

自動倉庫の制御部は大抵ブラックボックス化されており、不具合が出た場合、原因が特定できないことも。一方、無人ラックフォークはメンテナンスにほとんど手が掛かりません。朝工場に来たら、出庫棚に荷物が揃っているし、バッテリーが減ると空き時間に自動で充電してくれる。本当に省力化が図れて満足しています。

岡崎工場 生産部 生産技術課 課長 本澤 聖さま
岡崎工場 生産部 生産技術課 課長
本澤ほんざわ きよしさま

ソリューションのポイント

課題 地震発生時などのリスクヘッジが課題!

稼働50年を経過して手狭になった岡崎工場における地震発生時などのリスクヘッジと同時に、生産拡大に伴い、新設の土岐工場においても組み立て部品の入出庫や保管・管理の省力化が求められていました。

地震発生時などのリスクヘッジが課題!

検討 岡崎工場で実績があったものの、
規模の拡大がポイントに!

岡崎工場で5年前に導入された無人ラックフォークシステムのシンプルな仕組みと省力化が社内で評価され、土岐工場でもその導入を検討しました。ただ、岡崎工場の4倍の収容能力を誇る新工場だけに、そのシステムは複雑となり、さまざまな検討を行いました。

岡崎工場で実績があったものの、規模の拡大がポイントに!

効果 省力化は予想以上。
本格稼働に向けて着々と準備中!

ニチユ三菱さんには、当社の要望を100%実現していただき満足しています。サポートも迅速で助かっています。夏場の本格稼働に向けて準備を進めていますので引き続きよろしくお願いします。

省力化は予想以上。本格稼働に向けて着々と準備中!
現場オペレーターが証言! ココに満足!
いいね!

高い入出庫能力

岡崎工場でも使っていたシステムですが、棚数の増加に対応して、無人ラックフォークが1台から2台に増えたことで、入出庫の能力が格段に高まりました。

 
高い入出庫能力

自動充電システム

バッテリーが減ってくると自動的に充電しに行く機能がすごい!岡崎では手動で交換に10分くらい手が取られていましたからね。

 
自動充電システム

簡単設定

オペレーターの設定次第で、無人で、正確に、意図した通りに入出庫作業をしてくれるのですから(笑)、非常にありがたいですね。

 
簡単設定